SAM音声合成:Software Automatic Mouthの声をオンラインで
SAM(Software Automatic Mouth)は、家庭用コンピューター向けの最初期の音声合成ソフトのひとつです。1982年にコモドール64でしゃべり、そのジージーとしたロボット声はミームやレトロゲーム、チップチューンで今も生きています。
このガイドでは、SAM が今どこで動くのか、設定の意味、ライセンスがはっきりしない理由、そして自由に公開できるレトロな声の作り方を説明します。
SAM の由来
SAM は1982年に Don’t Ask Software がコモドール64向けに発売し、現在の権利は SoftVoice, Inc. にあります。reciter という部分が文字を音素に変え、それを音にするため、あの機械的な声になります。
ブラウザで動く SAM
愛好家がリバースエンジニアリングで SAM を再現し、C 言語、さらに純粋な JavaScript に移植しました。JavaScript 版にはデモページがあり、文字を入力して聞けます。設定は速度・ピッチ・喉・口で、オリジナルの SAM の声は 72・64・128・128 です。喉と口を変えるとほかの定番プリセットになります。
ライセンスの問題
移植版の作者は SAM をアバンダンウェアとしています。コードは商用ソフトからの再現で、会社への連絡は届かず、そのためオープンソースのライセンスを付けられません。友だち同士のミームならともかく、ゲームやアプリ、収益化チャンネルでは権利が不明確です。
公開できるレトロな声
自由に使える古いコンピューター風の音にしたいなら、OpenRAIL-M で無料の SuperClonica 標準10音声のどれかで読み上げ、ローファイ効果を加えましょう。Microsoft Sam のガイドでは数行の Python で 8 ビット・11 kHz にする方法を、ロボット声のガイドではリングモジュレーション版を紹介しています。エンジンは python -m pip install superclonica-cpu で入れられ、カタログの声は各ページで30〜100文字を無料で試せます。