IVONA の音声の代わり:何に置き換わり、今は何を使うか
長年、IVONA の音声は Windows のソフトや電子書籍リーダー、ミームをロボットらしくない声でしゃべらせるために使われてきました。今も、古い音声パックをダウンロードしようと探す人が多くいます。
このガイドでは、IVONA に何が起きたか、非公式のダウンロードがなぜ危ないか、そして自分のパソコンでオフラインで動く自然なニューラル音声を SuperClonica でどう使うかを紹介します。無料で試せます。
IVONA に何が起きたか
昔のデスクトップ用の声は公式サイトではもう提供されておらず、今は公式に購入する方法がありません。
- IVONA はポーランドの音声合成会社で、その声はデスクトップソフトや Kindle Fire で使われていました。
- Amazon は2013年1月に IVONA を買収しました。
- IVONA の公式サイトは現在、IVONA Speech Cloud サービスは Amazon Polly に置き換えられたと案内しています。
- Polly はクラウドサービスで、AWS アカウントが必要です。無料枠を超えた分は利用量に応じて課金されます。
ニューラル音声を無料で聞く
どの声のページでも、30〜100文字の文を入力し、言語を選んで生成ボタンを押します。数秒で、ニューラル音声と記憶の中の IVONA を聞き比べられます。無料で、アカウントも不要です。
IVONA と比べて変わること
画面の読み上げには、お使いのスクリーンリーダーの声をそのまま使いましょう。SuperClonica は、1文から本1冊まで録音を作るための道具です。
- 自然な間と抑揚のニューラル音声。ナレーター、キャラクター、録音から学習した声もあります。
- オフラインで動き、文字数制限もアカウントも不要な無料エンジン。
- 同じ声が31言語を話します。中国語にはまだ対応していません。
- Windows の SAPI 音声ではないため、システムの声を一覧表示するソフトには出てきません。
長い文章をオフラインで音声化
無料エンジンを python -m pip install superclonica-cpu で入れ、文章を book.txt に保存して superclonica --text-file book.txt --voice M3 --lang ja --output book.mp3 を実行します。長い文章は自然な間で区切られて1つのファイルにまとまり、すべてパソコン上で動くので、どこにもアップロードされません。Windows でも Python を入れれば PowerShell で同じコマンドが使えます。
非公式の音声ダウンロードを避ける
ダウンロードサイトや掲示板で出回っている古い IVONA の音声パックは公式のものではありません。ライセンスが不明で、出所の分からないインストーラーにはマルウェアが含まれていることもあります。声は公式の入手先からだけ使いましょう。Supertonic 3 の標準ボイス10種は OpenRAIL-M ライセンスで無料、カタログの声は SuperClonica で一度購入すれば使えます。