Google ドキュメントの音声読み上げ:文書を聞く、MP3 に保存する
Google ドキュメントには、文書を読み上げるボタンがありません。「文書を聞く」には実は2つの用途があります。画面で目で追いながら読み上げてもらうことと、散歩中や車の中など、どこでも再生できる音声ファイルを手に入れることです。
前者は端末の機能で十分です。後者には音声合成エンジンが必要です。SuperClonica には31言語の自然な声があり、オンラインで無料で試せます。無料エンジンは手元のパソコンで文書全体を MP3 にするので、テキストが外に出ません。
Google ドキュメントの中で聞く
これらはシステムの声で、文書を開いているあいだだけ読み上げます。自然な声を持ち歩きたいなら、音声ファイルを作りましょう。
- Google ドキュメント自体に読み上げボタンはなく、ユーザー補助の設定でオンにするスクリーンリーダーに対応しています。
- Chromebook では Select-to-speak 機能が、ドキュメントを含め選択したテキストを読み上げます。
- Mac では「読み上げコンテンツ」で選択部分を、Windows ではナレーターで画面を読み上げられます。
- Google Workspace Marketplace のアドオンで、ドキュメント内に読み上げ用のサイドバーを追加できます。
自然な声を無料で試す
どの声のページでも、文書から30〜100文字の文を貼り付け、言語を選んで生成ボタンを押します。こうしていくつかの声を比べ、長く聞いても疲れにくい声を選びましょう。
文書を MP3 にする
読み方が大事な数字や日付は、読ませたい形で書きましょう。
- 文書をプレーンテキストでダウンロードします。ファイルメニューのダウンロード形式に .txt があります。
- 無料エンジンをインストール:python -m pip install superclonica-cpu。
- ファイル全体を1つの MP3 にします:superclonica --text-file document.txt --voice F2 --lang ja --normalize --output document.mp3。
- 先に .txt を確認しましょう。表や脚注は手直しが必要なことがあり、URL はとぎれとぎれに読まれるので削除します。
外出先で聞く
MP3 を Google ドライブに入れてスマホのドライブアプリで再生するか、好きなプレーヤーにコピーします。エンジンには文字数の制限がなく、長い文章は分割して1つのファイルにつなぎ、--normalize で音量を −18 LUFS にそろえます。無料のオンラインお試しは1回30〜100文字なので、見出しや引用には便利ですが、文書全体には向きません。
共有するものに使う声
授業の資料、ニュースレター、社内文書など共有する音声には、OpenRAIL-M ライセンスで無料のモデルの標準ボイス10種(M1〜M5、F1〜F5)か、SuperClonica のスタジオで学習させた自分の声を使ってください。個人的な文書なら、オフラインで動くエンジンが安心です。