ガイド

自然な声で作る Asterisk・FreePBX の IVR 音声ガイダンス

電話メニューは、多くのお客さまが最初に聞く音です。あいさつ、選択肢、営業時間外のお知らせ。変更のたびにスタジオで録音するのは手間がかかり、ロボットのような案内は会社をぞんざいな印象にします。

無料の SuperClonica エンジンは、IVR の案内を自分のPCでオフラインで、自然な声で読み上げます。このガイドでは、読み上げ方、電話システムで使う8kHz 形式への変換、Asterisk や FreePBX への組み込み方を紹介します。

IVR に必要なもの

電話の音声は帯域が狭いので、はっきり落ち着いた声で、ほどよい速さがいちばん伝わります。

  • どこにつながったかを伝えるあいさつ。
  • 決まった型のメニュー選択肢。
  • 営業時間外、祝日、待ち受けの案内。
  • 留守番電話の案内。

あいさつを無料で試す

どの声のページでも、あいさつを30〜100文字で入力し、言語を選んで生成ボタンを押します。数秒で聞いてダウンロードできます。アカウントは不要です。

案内を読み上げて変換する

案内ごとに1ファイルにしておけば、選択肢を1つ変えるだけでメニュー全体を作り直さずに済みます。

  • エンジンを一度インストール:python -m pip install superclonica-cpu。
  • 案内ごとに読み上げ:superclonica --text "お電話ありがとうございます。営業は1番、サポートは2番を押してください。" --voice F2 --lang ja --normalize --output greeting.wav。
  • 電話システム用に8kHz モノラルへ変換。例:sox なら sox greeting.wav -r 8000 -c 1 greeting-8k.wav、ffmpeg なら -ar 8000 -ac 1。
  • Asterisk ではファイルを /var/lib/asterisk/sounds/custom/ などの独自サウンドフォルダーにコピーし、Playback(custom/greeting-8k) で再生します。FreePBX では Admin の System Recordings からアップロードします。

かけた人に伝わる案内

最初の一文でどこにつながったかを伝え、あいさつは短めに。選択肢は「営業は1番」のように同じ型で並べ、いちばん多い用件を最初にします。電話番号は「5 5 5、0 1 2 3」のように1桁ずつスペースで区切りましょう。つなげて書いた数字は大きな1つの数として読まれます。営業時間も読ませたい形で文字で書きます。同じテキスト・声・seed なら常に同じ音声になるので、新しい案内も既存のものとそろいます。

声と同意

業務用の回線には、権利のある声を使ってください。モデル標準の10音声はモデルのライセンスのもとで無料です。または、同意を得た社員や話者の録音から SuperClonica のスタジオで声を学習させます。実在の人物をまねた声を同意なく使わず、合成音声を生のオペレーターと勘違いさせないでください。