iRacingのスポッターパック自作:スポッターに新しい声を
iRacingでは、スポッターの声をサードパーティのパックに置き換えられます。「Car left」「Clear」「Still there」のようなコールの短い音声ファイルを集めたフォルダーです。すべて自分で録音する代わりに、落ち着いた女性スポッターから渋いベテランのクルーチーフ、学習させた自分の声まで、AI音声で作れます。
このガイドでは、iRacing公式のスポッターパックの説明に沿って、無料のSuperClonicaエンジンでファイルを作る方法を紹介します。
スポッターパックの仕組み
iRacingサポートによると、スポッターパックはスポッターのフォルダー(通常はC:\Program Files (x86)\iRacing\Sound\SPCC)に置きます。パックごとに1つのフォルダーで、記号は動かないことがあるため名前は英数字のみにします。中には.wavファイルと、各スポッターメッセージのIDを音声ファイルに結びつけるspmsg.txtが入ります。パックは既存のメッセージを変更できますが、新しいメッセージは追加できません。
既存のパックから始める
いちばん簡単なのは、既存のパックのフォルダーを別名でコピーし、spmsg.txtとファイル名はそのままに音声だけ差し替える方法です。元のファイルを聞いて何を言っているか確かめ、同じ言葉を音声にします。ファイル名は自由ですが、spmsg.txtで各IDが正しいファイルを指している必要があります。コールは通常英語なので、英語で作るのが一般的です。
コールを音声にする
iRacingが必要とするのは、モノラルで非圧縮のWAV(16ビットまたは8ビット)です。SuperClonicaエンジンはまさに16ビットのモノラルWAVを書き出します。各ページで30〜100文字のセリフを入れれば、アカウントなしで無料で声を試せます。そのうえでpython -m pip install superclonica-cpuで無料のエンジンを入れ、コールごとに superclonica --text "Car left." --voice voice.json --lang en --normalize --output car_left.wav のように実行します。--normalizeで全コールの音量がそろいます。パックは短いファイルが多いので、エンジンのPython APIで「ファイル名とテキスト」の表からまとめて作ると便利です。
シムで有効にする
iRacingを起動し、OptionsのSoundタブでVoice Packからパックを選び、シムを再起動します。複数のパックを入れておけますが、有効なのは1つだけです。AIカーのいる練習走行で試し、遅すぎるコールは直しましょう。コールは短さが命なので、声を大きく速めるよりフレーズを短くするほうが聞きやすくなります。
よく通る声を選ぶ
混戦では、低く柔らかい声より、はっきりした中くらいの高さの声のほうがエンジン音の上でも聞き取りやすくなります。落ち着いた女性スポッター、無線風のアナウンサー、または5〜10秒の録音からスタジオで一度学習させた自分の声が人気です。実在のスポッター、ドライバー、実況者の声を本人の同意なくまねないでください。カタログのキャラクター音声はファンメイドで、個人利用向けです。